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ウェザーニューズ、ドローン等支援に向け多周波気象レーダーシステム開発

2022/1/11(火)

ドローンの運航に伴う
気象リスク

株式会社ウェザーニューズは、雨・雪・雲(霧)を自動判別する世界初の多周波気象レーダーシステムの開発を開始する。1月6日付のプレスリリースで明かした。
近年は、空飛ぶクルマやドローンなど次世代エアモビリティの実用化が注目されている。実用化に向けてはルートに特化した気象情報が必要となるが、従来の技術を活用しても雲の中を高解像度に観測することは難しい状況だ。

従来の気象レーダーは、1つのレーダーシステムに単一の周波数帯を利用していたが、今回の研究では、世界で初めて1つのレーダ―システムに複数の周波数帯を利用する。周波数帯は、種類によって捉えやすい気象現象が異なるという特性がある。このため、この特性を利用することで、雲内部を高解像度な観測が可能になり、雨・雪・雲(霧)の違いも判別できるようになる。

今回開発する多周波気象レーダーは、2024年末までにプロトタイプの完成を予定しており、ドローンの運航を支援する実証実験も行う予定だ。その後、量産試作などを経て2030年ごろの運用開始を目指している。

なお、同研究には大阪大学大学院工学研究科の牛尾知雄教授も参画し、技術指導・助言を得ながら研究開発を進めている。また、同社は、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)の「未来社会創造事業(大規模プロジェクト型)」 令和3年度の技術テーマにおいて、国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)が提案し採択された研究開発課題の共同研究グループとして参加し、その一環として支援を受け、同研究開発を進めている。

(出典:ウェザーニューズ Webサイトより)

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