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【国外初】WHILL自動運転サービス、カナダのウェニペグ国際空港が導入

2022/12/15(木)

WHILL株式会社(以下、WHILL社)の提供する「WHILL自動運転サービス」が、カナダのウィニペグ国際空港で正式導入された。12月14日付のプレスリリースで明かしている。

IATA(国際航空運送協会)によると、2038年までに旅行者の3人に1人が何らかの介助やサポートを必要とするとされている。ウィニペグ国際空港ではスタッフによる車椅子プッシュサービスもあるが、世界的な高齢化や昨今の旅行需要の回復などを背景に将来的な人員不足が予想される。

「WHILL自動運転サービス」では、空港を利用するユーザー自身のタッチパネル操作で、自動運転パーソナルモビリティ(一人用の乗り物)を使用する。これにより、WHILLステーション場所(乗り場)から目的の搭乗口まで移動することが可能だ。

同サービスにより、通常は案内所などで車椅子を借りる人、長距離の歩行や体力に不安を感じられる人、高齢者など、すべてのユーザーが、広い空港内を気兼ねなく快適に移動できる。

国外における同サービスの実⽤化は初で、2020年から安定運⽤されている⽻⽥空港と、2022年10月より導入された関西国際空港に続くものだ。また、ウィニペグ国際空港での導入では、保安検査前のチェックインエリアから同サービスを利用することが初めて可能になった。





同サービスは、ユーザーを目的の搭乗ゲートまで自動運転で案内するため、スタッフの負担軽減が期待できる。さらに、同社は、安定した移動サービスの提供による顧客サービスの向上にも貢献すると述べている。

▼関係者のコメント
■ウィニペグ国際空港 CEO Nick Hays氏のコメント
「すべての人にとって目的の場所にアクセスしやすくなることは今後ますます重要な課題となっていきます。私たちは最先端の技術を用いることで、空港内の移動において、よりバリアフリーなサービスを提供したいと考えています。WHILL自動運転サービスの導入は、この目標達成に向けた重要な一歩です。」

■WHILL社 北米法人 CEO Kerry Renaud氏のコメント
「長距離の歩行や体力に不安を抱える方を含め、誰にとっても移動しやすい環境を整えることは世界的な課題です。ウィニペグ国際空港との連携は、空港という公共施設内の快適な移動環境の基準を引き上げることにつながると考えます。WHILL社は引き続き、プロダクトとサービスを世界中に展開していくことで、すべての人の移動を楽しくスマートにすることを目指します。」

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