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WILLERら、鳥取砂丘にて自動運転の実証実験実施 砂丘の東西をつなぐ

2022/1/25(火)

実証実験使用車両(左)と
車窓に投影する映像(中央・右)

日ノ丸自動車株式会社、日本交通株式会社、一般社団法人麒麟のまち観光局、WILLER株式会社(以下、WILLER)は、鳥取県鳥取市(以下、鳥取市)にて自動運転の実証実験を実施する。WILLERが1月21日付のプレスリリースで明かした。

同実証実験は、鳥取砂丘会館、チュウブ鳥取砂丘こどもの国、AGC株式会社協力のもと、鳥取市にある観光地である鳥取砂丘周辺の公道にて実施する。実施期間は、2月17日~20日・23日、3月1日・2日・4日~6日の計10日間だ。

同実証実験では、自動運転サービスによる持続可能な地域公共交通、および周遊観光サービスの構築をテーマに掲げている。車両は、鳥取を代表する観光地である鳥取砂丘の東西をつなぐ、片道約2キロを1日4往復運行する。2月中は、NAVYA ARMAでは日本初となる、事業用の緑ナンバーで運行する予定だ。

鳥取砂丘では、中心である東側エリアと西側エリアをつなぐ持続可能な利便性の高い2次交通の確保という課題を抱えている。西側エリアでは、ビジターセンターの整備、既存のキャンプ場やサイクリングターミナルの再整備、民間企業によるワークプレイス拠点施設および高級リゾートホテルの開業などが予定されている。同実証実験を通して、将来的な無人自動運転サービスの実現に向け環境を整えるという。

また、実証実験に使用する車両の車窓には、特殊な加工を施した。運行中は、車窓に砂丘や市内観光地の映像を投影する。これにより、単なる移動だけではない付加価値の高い移動体験を提供し、乗ること自体にワクワクするアトラクション自動運転サービスによる受容性向上についても検証する。

なお、WILLERは、同実証実験を通じて、自動運転を活用することによる実用性や事業性の向上や将来的なサービスモデルを検討する。そして、運転手不足や環境問題といった社会課題を解決、さらなるQOL向上を目指すと述べている。

(出典:WILLER Webサイトより)

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