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WILLERら4社、名古屋市都心部公道で自動運転の実証実験実施

2022/9/6(火)

WILLER株式会社(以下、WILLER)ら4者は、名古屋市の名駅南~栄南地区を東西に結ぶ三蔵通を中心とした都心部の公道において、自動運転の実証実験を9月1日~9月30日に実施すると発表した。

同実証実験は、実運行において再現可能なビジネスモデルの構築を目指した、愛知県における2022年度自動運転実証実験に採択された。同時に、「イノベーション創出に向けた自動運転車の活用」を実証テーマとしている。実施事業者は、WILLER、名鉄バス株式会社(以下、名鉄バス)、国立大学法人名古屋工業大学(以下、名古屋工業大学)、STATION Ai株式会社(以下、STATION Ai)の4者だ。

同実証実験では、3つの取り組みを実施する。一つ目は、自動運転とまちの共存を目指し、利用者の都心への立ち寄りの利便性が高く、都心では比較的交通量の少ない自動運転の早期実現性の高いルートを運行することだ。

二つ目は、“動く会議室”をコンセプトに、自動運転車の移動時間に付加価値を与える車室空間について検証する。具体的には、特殊フィルムを貼り付けた車の窓ガラスにプレゼンテーションなどの映像を投影できるようにする。三つ目は、自動運転による自由な移動を想定し、スマートフォンアプリを用いたオンデマンド運行(一部期間のみ)や、遠隔モニタリングを実施する。

なお、4社は、実証実験を通じて自動運転の実用性向上を検証し、運転手不足や環境問題といった社会課題を解決し、さらなるQOL向上を目指した将来的なサービスモデルを検討すると述べている。

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