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ウィルポート、第三者割当増資実施 関西電力らとの資本業務提携も合意

2021/12/2(木)

ウィルポート株式会社(以下、ウィルポート)は、関西電力グループの合同会社K4 Ventures(以下、K4V)を引受先とする第三者割当増資を実施した。12月1日付のプレスリリースで明かしている。さらに、関西電力株式会社(以下、関西電力)、K4V、およびウィルポートの三者は、資本業務提携について合意した。

現在、郊外の住宅団地を中心に、住民の高齢化や地元小売業の廃業等を背景とした買物困難者の増加が課題となっており、多くの地域で対策が必要だ。一方で、インターネット通販等の配送件数の増加に伴う、ドライバー不足も課題として顕在化している。

関西電力は、エネルギー事業を通じて培ったユーザーとの接点や地域密着の関係性と、地域課題の解決に向けた街づくりに取り組んできた実績、ノウハウを保有している。一方で、ウィルポートは、地域のスーパーやドラッグストア等でユーザーが購入した商品を、30分~3時間以内に自宅まで届ける宅配サービスを提供。独自開発のラストワンマイル配送システムによるドライバー手配等の配送管理ノウハウを保有している。

今回の資本業務提携により、両者の強みを生かし、「買物支援」と「共同配送」を組み合わせた、地域に密着した新しい配送サービスの事業化に取り組む。そして、買物困難者の増加とドライバー不足という二つの課題解決を図り地域の活性化に貢献したいと考えているという。

なお、ウィルポートは、「サービス・プロバイダー」を目指す関西電力グループとの資本業務提携を通じて、より幅広い社会課題の解決と豊かな地域社会の創造に向けて取り組むと述べている。

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