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ヤマハと東京メトロ、文字化可能な多言語アナウンスサービスを試験導入

2023/12/26(火)

ヤマハ株式会社(以下、ヤマハ)と東京地下鉄株式会社(以下、東京メトロ)は12月20日、SoundUD※1の多言語アナウンスサービス「みえるアナウンス」を東京メトロの駅に試験導入すると発表した。さらに、全駅※2の音声アナウンスに「おもてなしガイド for Biz」を導入するという。
※1 ヤマハが開発・提唱し、音のユニバーサルデザインを実現するテクノロジーとサービスの総称。音のある空間と特定の情報やサービス、その空間にいる利用者をつなげることで、情報伝達をスムーズに行うことができる。
※2 他社への管理委託駅(日比谷線北千住駅、中目黒駅、中野駅、西船橋駅、代々木上原駅、和光市駅、半蔵門線・副都心線渋谷駅、目黒駅)を除く171駅
(プレスリリースより)

今回の取り組みの目的は、聴覚障がい者や増加する訪日外国人旅行者など多様なユーザーへの情報提供の充実を図ることだ。東京メトロは、業務用タブレット端末に「おもてなしガイド for Biz」アプリを導入し、駅構内での4言語(日・英・中・韓)のアナウンスに活用する。

さらに、「おもてなしガイド for Biz」のアナウンスに連動して、ユーザーのスマートフォンへ文字表示させることができるトリガーボードを、7駅計46カ所に試験的に設置する。トリガーボードにユーザーのスマートフォンをかざすかQRコードを読み取ることで、その駅で放送された「おもてなしガイド for Biz」を活用したアナウンスの内容が文字で表示される。これにより、聴覚障がい者や訪日外国人旅行者にも視覚的に情報を伝えることができるようになる。ユーザーが専用のアプリをインストールせずとも、スマートフォンにアナウンスの内容を文字表示できるサービスの導入は、国内初になる。

また、「おもてなしガイド for Biz」の導入と「みえるアナウンス」用トリガーボード試験設置の開始は、2024年1月10日の予定だ。一方、「みえるアナウンス」試験導入は、上野駅、浅草駅、銀座駅、新大塚駅、綾瀬駅、東池袋駅、江戸川橋駅で実施するという。

なお、両社は、これからも安全・安心なサービスを提供することで、人々の豊かなくらしを支えていくと述べている。


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