ドライバーに早期治療促し健康起因事故解決へ ヤマト子会社が提携
2025/8/25(月)
ヤマトホールディングス傘下のMY MEDICA社は8月20日、ロジスティード社とのパートナーシップ契約締結を発表した。
MY MEDICA社は、自動車運送事業者の従業員の健康管理と重症化予防に向けて設立された会社だ。同社の提供するサービス「MY MEDICA」では、アプリをダウンロードするだけで、オンラインで診療予約・診療・服薬指導・おくすりの配送・会計までをシームレスに受けることができる。
今回の契約では、「MY MEDICA」と、ロジスティード社が提供する安全運行管理ソリューション「SSCV-Safety」を連携し、運転するうえでリスクが高いと判定されたドライバーに早期治療を促す。そして、今後はシステム連携により体調確認の精度向上や、サービスの質の向上を図るという。
■ロジスティード社 執行役員(CDXO兼CTO)
ロジスティクスソリューション統括本部長 芳賀寛(はが ゆたか)氏のコメント
私たちは、トラックドライバーの健康起因事故という深刻な社会課題に対し、テクノロジーと医療の力を融合させることで根本的な解決を目指しています。
ロジスティードの「SSCV-Safety」と「MY MEDICA」のオンライン医療サービスの連携は、体調チェックから診療までを一気通貫で支える新たな社会インフラの構築に向けた第一歩です。
これは物流業界における安全運行のあり方を革新する取り組みであり、今後も両社の強みを生かしながら、システム連携やデータを活用した物流DXの深化を通じて、健康経営と価値創出に挑戦してまいります。