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山口県周南市の自動運転バス実証に「スマートバス停」を本導入 YEデジタルが支援

2025/11/21(金)

YEデジタルは、同社が提供する「スマートバス停」が、山口県周南市で実施される自動運転EVバスの実証実験に合わせて本導入されたと発表した。昨年度の実証でリアルタイムな情報提供が高く評価されたことを受け、今年度は徳山動物園前のバス停に設置。自動運転バスの位置情報などを表示し、本格実装に向けた検証を情報面からサポートする。

山口県が主導し、周南市、防長交通、NTT西日本などが連携して進める今年度の自動運転EVバスの実証実験は、より社会実装に近いフェーズへと移行する。夜間運行や信号機との連携といった新たな技術検証を行い、都市部での実用化に向けた課題抽出と改善を進める計画だ。

この実証に合わせ、YEデジタルの「スマートバス停」が、運行ルートの終着点である「徳山動物園南バス停」に設置された。スマートバス停は、デジタルサイネージと通信機能を備えた次世代型のバス停で、バスの位置情報や運行状況、お知らせなどをリアルタイムで表示できる。

昨年度、徳山駅前で実施された試験導入では、このリアルタイム情報提供機能が、利用者にとって分かりやすい案内につながると高く評価された。これを受け、今年度は本導入が決定。多くの家族連れなどが利用する徳山動物園前に設置することで、自動運転バスの利用促進と、利用者の不安解消を目的としている。

スマートバス停には、自動運転バスの接近情報や現在位置が表示されるほか、乗り場案内なども表示される。実証期間は2025年11月20日から12月19日までだが、実証終了後もスマートバス停は撤去されず、防長交通が運行する一般路線バスのバス停として継続利用される予定だ。

YEデジタルは、スマートバス停の提供を通じて、自動運転バスという新たなモビリティと利用者を円滑につなぎ、地域の公共交通DXに貢献していくとしている。

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