ニュース

ゼンリンとアルパインマーケティング、配車システム「NORAN」開発

2025/7/30(水)

ゼンリンとアルパインマーケティングは7月28日、公共ライドシェア事業を支援する配車アプリ・システム「NORAN(ノラン)」を共同開発したことを発表。全国の地域公共交通の課題を抱える地域に向け、7月28日より提供開始するという。

同システムの特長は、公共ライドシェア・乗合タクシー・通常タクシー等の異なる交通モードの予約ができる点だ。利用者は専用の配車アプリで出発地/到着地等の配車条件を入力し、配車可能な交通モードを選択できる。さらに、同システムでは、配車情報が車両運行者の車載端末と連携され、複数の乗客を乗車させる乗合型の運行にも対応可能な経路探索機能を実装しているという。

また、両社は、同システムの運用ケース第一弾として、福岡県宗像市で運行中の「宗像版公共ライドシェア」実証事業で運用を開始する。まずは公共ライドシェアの配車のみを対象として運用を開始し、今後段階的に交通モードを拡充することで、ユーザーの利便性向上、タクシー会社の業務効率化を支援する予定だ。

なお、両社は、利用者の移動傾向と交通空白地域を重ね合わせることにより、交通空白地域における課題解決の効果等を把握し、公共交通の維持・改善を支援する「運行分析システム」を開発しているという。将来的には「NORAN」と「運行分析システム」を合わせてトータルソリューションサービスとして整備し、同様の課題を抱える全国の事業者への提供を目指すと述べている。

「宗像ライドシェア」における
「NORAN」利用イメージ

get_the_ID : 246156
has_post_thumbnail(get_the_ID()) : 1

ログイン

ページ上部へ戻る