同社は、独自の調査基準の下、自治体・団体・企業等への取材を通して入手した情報を基に現地調査を行い、EV充電スタンドデータベースを構築している。今回解説したサイトでは、日本全国の急速/普通充電器口数データや、都道府県別の設置口数データを3カ月に1度の頻度で更新するという。

また、同社は、公的で誰でも使用できるEVスタンドを対象として調査している。テスラ専用のEVスタンドなど、車種を限定するものは一部取得対象外としているという。

さらに、同社は、今回開設した特設サイト内でゼンリンが保有する全スタンドの詳細情報が閲覧できるマップ「EV充電スタンドマップ」を公開した。このマップでは、各スタンドの位置情報や急速/普通の充電方法種別にくわえ、出力値、メーカー名称、料金、営業時間など、ゼンリンが保有する多くの情報から抜粋した一部データを表示している。これらのデータは、主にEV用のカーナビゲーションシステムや、新たなEV充電スタンド設置検討時に活用されているという。

なお、ゼンリンは、利便性・網羅性の高いEV充電スタンドデータと地図情報を組み合わせ、EV普及を目指すさまざまなステークホルダーへ提供することで新たなソリューションを生み出す。そして、全世界で推進されるEVシフトやエネルギーマネジメントへの貢献を目指していくと述べている。

特設サイト
https://www.zenrin.co.jp/product/category/automotive/electric/