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浪江町とゼンリン、交通サービスの最適化を目指す実証「第2弾」実施

2023/11/20(月)

第2弾実証実験の概要図

福島県双葉郡浪江町(以下、浪江町)と株式会社ゼンリン(以下、ゼンリン)らは11月15日、交通サービスの最適化を目指す実証実験「なみえ I・DO プロジェクト」の第2弾を実施すると発表した。
同実証は、東北経済産業局の「令和5年度 無人自動運転等のCASE対応に向けた実証・支援事業」の一環として、地域の住民やモビリティの移動データを収集・利活用し実施する。実施期間は、2023年11月13日~2024年2月29日の予定だ。

浪江町は、2022年10月に実証実験「なみえ I・DO プロジェクト」を実施。スマートフォンアプリを通じた住民の公共交通機関の利用促進や、収集した人の移動データを活用した誰でも自由に移動できるまちづくりの検討を進めてきた。その結果、交通計画策定時における実証データの有用性を明らかにしている。一方で、実運用で活用するためには、移動需要を広範に把握するためのバスやタクシー等、公共交通機関の移動データの取得や、交通事業者の要望に合わせた分析およびデータの可視化が必要であることが判明した。

今回の実証では、2022年度同様「なみえ I・DO アプリ」を通して住民(ユーザー)の移動データを収集する。ほかにも、バスやタクシーといった公共交通機関の移動データも収集し、浪江町の“移動”の傾向を幅広く分析する。さらに、移動データの収集・利活用を行うことで地域の交通サービスの最適化に寄与する新たなビジネスモデルを構築していくという。

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