ゼンリン、東京都「EV充電器設置需要マップ」に地理情報と分析ノウハウを提供 データで設置適地を可視化
2025/12/24(水)
株式会社ゼンリン(以下、ゼンリン)は2025年12月22日、東京都が運営する「東京都EV充電器総合ポータル(事業者向け)」内のコンテンツ「EV充電器設置需要マップ」に対し、同社が保有する地理空間情報および分析ノウハウを提供したと発表した。これにより、充電事業者はEV充電スタンドの需要が高いエリアを視覚的に把握でき、効果的な設置計画の立案が可能となる。
東京都は、都内のEV普及促進に向けた充電インフラ整備を加速させるため、事業者向けの支援ポータルサイトを運営している。今回公開された「EV充電器設置需要マップ」は、ゼンリンとパナソニック株式会社が共同開発した「EVチャージ需要マップ」の仕組みをベースに開発されたものだ。
本マップでは、ゼンリンが持つ全国のEV充電スタンドデータや各種統計データを活用し、充電需要の多寡を500mメッシュ単位で色分けして表示している。
これにより、充電器設置を検討している事業者は、どのエリアに潜在的な需要があるかをひと目で確認し、効率的なインフラ配置の意思決定を行うことができる。
ゼンリンはこれまでもEV関連データの整備に力を入れており、今回の技術提供を通じて、東京都におけるEV充電スタンド数の増加促進と、カーボンニュートラル社会の実現に貢献することを目指している。
また、ゼンリンのEV特設サイトでは、東京都、パナソニック、ゼンリンの3者の担当者が、本取り組みの背景や今後の展望について語る特別記事も公開されている。
ゼンリンは今後も地理空間情報を活用し、防災や交通、都市計画といった地域課題解決に向けたソリューションを展開していく方針だ。







