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三井不動産と東大発スタートアップ「Yanekara」、カーシェアEVを活用した実証実施

2024/2/7(水)

三井不動産株式会社(以下、三井不動産)と東京大学発スタートアップの株式会社Yanekara(以下、Yanekara)は2月5日、カーシェアリングサービス用EVを利用した実証実験を2月13日より開始すると発表した。
本実証は、多様なパートナーと次世代の街づくりに向けた事業を共創する「未来特区プロジェクト」の取り組みの一環として、三井不動産とEV充放電の遠隔制御に関わるプロダクト開発を行うYanekaraが共同で行う。

今後のEVの社会普及を見据え、カーシェアEVへスマート充電を導入し、効率的な電気利用と卸電力市場および需給調整市場における経済性の検証を行うとのことだ。

具体的には、柏の葉スマートシティにおいて、三井不動産グループ運用のカーシェアEV車両2台に対し、Yanekaraの開発するスマート充電器「YaneCube」を設置し、充電を行う。「YaneCube」の導入で、「市場連動型」電力プラン※1において電力単価が安い時間帯に充電が出来るようになる。それにより、カーシェアリングにおけるEVの効率的な電力利用を目指す。
※発電に使われる燃料の価格変動などの影響で電気使用料の単価が市場価格に応じて変動する電気料金プランのこと(プレスリリースより)
それにより得られるデータを活用し、今後のEV充電設備の拡充拡張、V2G(Vehicle-to-Grid)の事業化を目指す。

両社は、本実証を通じてIoTを活用したエネルギーマネジメント技術の導入に積極的に取り組み、需給調整力の提供および電力系統の安定化に寄与し、脱炭素化に貢献することを目指すと述べている。

左:YaneCube本体、右:YaneCubeを使用した自動充電制御 概念図


(出典:三井不動産 WEBサイトより)

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