商用車向けテレマティクスを中心とした自動車向けサービスを展示 ゼンリンデータコム、地図データを活用したテレマティクス開始
2017/5/2(火)
「いつもNAVI」やゼンリン地図のAPI提供で知られるゼンリンデータコムは、2017年5月10日から行われたモバイル活用展2017に出展、商用車向けに動態管理などを可能にするテレマティクスサービスや、「いつもNAVI」をベースとしたソリューションなど、自動車向けのサービスを多く展示した。
上図:商用車向けテレマティクスサービス
デジタルタコグラフと車載のタブレットを連携し、収集した車両の情報をクラウドで解析し、動態管理が可能になるクラウドシステムの展示があった。今回展示があったのは、エルモ社のデジタルタコグラフと、台湾ハードベンダー「MSI」の「MS5668Plus」というタブレット。
このタブレット上でデジタルタコグラを操作できるコンソールを開発しており、荷積、荷卸、待機などの操作が可能になっている。タブレットにはSIMカードを挿入でき、LTE/3G回線によりクラウドへ車両情報を送り、運転診断、集計や分析などができ、管理者側のインターフェースにアウトプットとして表示することができる。タブレットではデジタルタコグラフ用のコンソール(デジタコ操作アプリ)以外にも、ナビゲーションを表示させたり、各社で開発したアプリケーションを搭載することもできる。ナビゲーションのAPIと連携したアプリケーション開発も可能だ。比較的安価なデジタルタコグラフと堅牢性の高いタブレットを組み合わせることで、安価な適用が可能となっている。
今後、検証を重ねデジタルタコグラフとタブレットのラインナップを拡大していく予定。デジタルタコグラフ以外にも、ドライブレコーダーやOBD-Ⅱ端末、GPSトラッカーなどさまざまなデバイスとの連携が可能。連携可能なデバイスをハードベンダーと順次交渉している。
また、本システムではデジタルタコグラフの運行開始から運行終了までの1つの配送を1つのイベントとして管理でき、日にちを超えた配送業務を一元的に取り扱うことができる。さらに、急ブレーキや急ハンドルがなかったかなどの安全運転診断、ETCの料金管理、通過地点や荷積の情報などの管理、業務日報の作成、労務管理など、運送会社向けのサービスをトータルで提供する。
また、こういった定型的なサービス以外にも、顧客側のデータベースとAPIを組み合わせて、パーソナライズされたサービスを安価に提供できるサービスとなっているのが特徴だ。
また、ゼンリンデータコムのテレマティクスサービスは、運送会社、物流会社だけではなく営業車の運行管理やリース車両、レンタカー、カーシェアリング、車だけではなく荷物や人などへの応用的な活用も視野にいれている。
同時に、トラック用のナビゲーションの展示があった。トラックの高さや幅、重さを考慮して、高さ制限、時間帯による重量制限などを回避するルート設定を行うことができる。テレマティクスサービスと関連して、トラックのナビもリリースを予定しており、バス・トラック業界からも注目されている。
AIによる音声認識でスムーズなルート設定を
ゼンリンデータコムが提供している「いつもNAVI」にAIを搭載し、音声認識機能を実装したナビゲーションが2017年7月に登場するという。例えば「東京駅経由で東京駅」と発話すれば、そのルートを検索し、その確認も発話で操作できる。「このルートですか」という問いに対し「いいえ」といえば、一般道優先や距離優先など、他のルートを検索し、最適なルートを検索するというシステムだ。
上図:商用車向けテレマティクスサービス
デジタルタコグラフと車載のタブレットを連携し、収集した車両の情報をクラウドで解析し、動態管理が可能になるクラウドシステムの展示があった。今回展示があったのは、エルモ社のデジタルタコグラフと、台湾ハードベンダー「MSI」の「MS5668Plus」というタブレット。
このタブレット上でデジタルタコグラを操作できるコンソールを開発しており、荷積、荷卸、待機などの操作が可能になっている。タブレットにはSIMカードを挿入でき、LTE/3G回線によりクラウドへ車両情報を送り、運転診断、集計や分析などができ、管理者側のインターフェースにアウトプットとして表示することができる。タブレットではデジタルタコグラフ用のコンソール(デジタコ操作アプリ)以外にも、ナビゲーションを表示させたり、各社で開発したアプリケーションを搭載することもできる。ナビゲーションのAPIと連携したアプリケーション開発も可能だ。比較的安価なデジタルタコグラフと堅牢性の高いタブレットを組み合わせることで、安価な適用が可能となっている。
今後、検証を重ねデジタルタコグラフとタブレットのラインナップを拡大していく予定。デジタルタコグラフ以外にも、ドライブレコーダーやOBD-Ⅱ端末、GPSトラッカーなどさまざまなデバイスとの連携が可能。連携可能なデバイスをハードベンダーと順次交渉している。
また、本システムではデジタルタコグラフの運行開始から運行終了までの1つの配送を1つのイベントとして管理でき、日にちを超えた配送業務を一元的に取り扱うことができる。さらに、急ブレーキや急ハンドルがなかったかなどの安全運転診断、ETCの料金管理、通過地点や荷積の情報などの管理、業務日報の作成、労務管理など、運送会社向けのサービスをトータルで提供する。
また、こういった定型的なサービス以外にも、顧客側のデータベースとAPIを組み合わせて、パーソナライズされたサービスを安価に提供できるサービスとなっているのが特徴だ。
また、ゼンリンデータコムのテレマティクスサービスは、運送会社、物流会社だけではなく営業車の運行管理やリース車両、レンタカー、カーシェアリング、車だけではなく荷物や人などへの応用的な活用も視野にいれている。
同時に、トラック用のナビゲーションの展示があった。トラックの高さや幅、重さを考慮して、高さ制限、時間帯による重量制限などを回避するルート設定を行うことができる。テレマティクスサービスと関連して、トラックのナビもリリースを予定しており、バス・トラック業界からも注目されている。
AIによる音声認識でスムーズなルート設定を
ゼンリンデータコムが提供している「いつもNAVI」にAIを搭載し、音声認識機能を実装したナビゲーションが2017年7月に登場するという。例えば「東京駅経由で東京駅」と発話すれば、そのルートを検索し、その確認も発話で操作できる。「このルートですか」という問いに対し「いいえ」といえば、一般道優先や距離優先など、他のルートを検索し、最適なルートを検索するというシステムだ。