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三菱重工とキリングループ、入出庫とトラック積み降ろしの自動化に向け共同実証

2024/8/27(火)

三菱重工業株式会社(以下、三菱重工)は8月22日、キリングループのキリンビバレッジ株式会社ならびにキリングループロジスティクス株式会社と、飲料倉庫への入出庫およびトラック荷積み・荷降ろしの自動化に関する要素技術の確立を目的とする共同実証を開始すると発表した。
この実証では、研究開発を進める「ΣSynX(シグマシンクス)」を適用したソリューション※1の一環として、ΣSynXの搭載を目指して開発中の新型無人フォークリフトを活用。これにより、倉庫作業での適切な荷揃え、配置替えや保管状況に応じた走行ルート変更、高効率の保管方法など、柔軟な自律運転や安全な人機協調作業を実現するべく要素技術の確立を目指す。
※1「ΣSynX(シグマシンクス)」は、さまざまな機械システムを同調・協調させる三菱重工の標準プラットフォームであり、機械システムの知能化により最適運用を実現するデジタル・テクノロジーを集約したもの。(プレスリリースより)

今回の共同実証を経て、将来的にトラックの荷降ろしから倉庫内荷役、トラックへの荷積みに至るまでの一連の荷役作業を自動化することを目指していく。

三菱重工は、ノウハウや熟練技術によって安全かつ効率的に行われていた従来の物流倉庫作業を、「ピッキング」「入出庫」「トラック荷積み・荷降ろし」の3領域に分けて自律化・知能化する取り組みを順次進める。

この実証を通したキリングループとの連携により、物流オペレーター不足、労働環境の改善、トラックドライバーの作業時間や待機時間削減を目指し、物流課題の解決に取り組んでいく。

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