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「電話業務の負担軽減」Hacobu、動態管理サービスに新機能

2021/2/24(水)

企業間物流の最適化を目指す株式会社Hacobu(以下、Hacobu)は動態管理サービス・MOVO Fleet に、2つの新機能「荷主・配送先専用画面&メール通知」、「日野コネクティッドトラック連携–傭車版」を追加した。

動態管理サービス・MOVO Fleetは、物流業界に特化したテレマティクスサービスで、GPSによって車両位置を把握し、車両管理における業務負荷軽減や、配送の効率化を行うことが可能だ。今回追加した新機能により、荷主や3PL・大手物流事業者は、協力運送会社を管理する際に発生する煩雑な業務を軽減し、業務効率を高めることができる。
※Third Party Logistics(サード・パーティ・ロジスティクス)の略。荷主企業が自ら物流を担うことを「ファーストパーティ」、運送会社や倉庫会社などに部分的に委託することを「セカンドパーティ」とし、そのいずれでもない「サードパーティ」が荷主に代わって、包括的に物流を担うこと。

【新機能の概要】

(1)「荷主・配送先専用画面&メール通知」
荷主や3PL・大手物流事業者における車両管理では、対象となる車両台数が数百台規模となり、1日に多くの電話業務が発生する。1回の運行で複数の配送先をまわるケース、複数の荷主の貨物を運ぶケースがあり、その際、各荷主・配送先から管理者に対し「車両はいつ到着するのか」と問い合わせの電話が入ることや、渋滞などで遅れてしまう場合に、各荷主・配送先にその旨を事前に電話で伝える、という業務が発生する。

この機能を導入することで、荷主、配送先、ドライバーとの煩雑な電話業務を削減できるという。具体的には、荷主や配送先ごとに専用URLを発行し、システム画面を直接閲覧してもらうことで、車両の位置情報や配送状況を共有することができる。また、配送地点への到着前・到着後、または遅延が見込まれる際にメールで知らせることも可能だ。利用には、オプションとして配送計画プランの購入が必要になる。

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また管理者は、配送先へ到着した後も、無事に着荷したことの確認や、月末月初には協力運送会社から運転日報を回収し、配送実績をエクセルで集計する業務がある。「荷主・配送先専用画面&メール通知」機能により日々の管理業務を軽減しながら、位置情報にもとづく自動でのデータ取得により、着荷・受領確認やデータ集計作業から管理者を開放するのがMOVO Fleetによる協力会社管理だ。

(2)「日野コネクティッドトラック連携 – 傭車版」
MOVO Fleetは、GPSを標準搭載している日野自動車のコネクティッドトラックであれば、専用端末なしで利用できる。

従来は自社のトラックのみが利用対象となっていたが、協力運送会社が保有する日野コネクティッドトラックも、協力会社からデータ開示の承諾を得ることで、MOVO Fleetで配送状況を把握することができる。これにより、傭車トラックに専用端末の貸し出しや、返却の必要がなくなる。協力会社への導入・自社車両ともに、1台あたり月額900円(税別)で利用可能だ。
※荷主が配送業務を委託したり、または元請業者がさらに別の業者へと委託したりすること。それに使用する車両そのものを指すことも。

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