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パナソニックグループ、荷主企業として自動運転トラックの公道実証に参加

2024/10/28(月)

パナソニック オペレーショナルエクセレンス、三井倉庫ロジスティクスおよびT2の3社は10月24日、自動運転トラック技術を活用した輸送オペレーションの構築に向け実証実験を開始すると発表した。
パナソニックグループの物流中核機能を持つパナソニック オペレーショナルエクセレンス株式会社、株式会社T2、自動運転トラックの輸送オペレーション構築を進める三井倉庫ロジスティクス株式会社の3社は、レベル2自動運転トラックを使用した実証実験を開始する。

これは、社会課題であるCO2排出量削減および労働環境の改善・労働力不足への対策に対し、将来的にレベル4自動運転トラックを活用する上で最も効果的な輸送オペレーションの構築を検討することが目的だ。レベル4自動運転トラックの活用を想定した輸送オペレーションの構築を検討するため、先行してレベル2相当の自動運転トラックを活用した実証実験に取り組む。

実証実験ではパナソニックグループの貨物を実際に積載した状態で自動運転走行を行う予定だ。期間は、2025年1月から6月とし、新東名や新名神を追加した区間で自動運転走行する。

▼関係者コメント▼
パナソニック オペレーショナルエクセレンス株式会社  執行役員 安藤健太郎氏(物流担当)
当社は、持続可能な未来を目指し、CO2排出量の削減と労働環境の改善に取り組んでいます。今回の自動運転トラックを活用した輸送オペレーションの実証実験は、その一環として非常に重要なステップです。三井倉庫ロジスティクス株式会社および株式会社T2と協力し、最先端の技術を駆使して物流業界の課題解決に貢献できることを大変嬉しく思います。特に、日本国内の物流環境においては、ドライバー不足という深刻な課題にも自動運転技術の導入は非常に有効です。さらに、当社は物流のオペレーショナルエクセレンスを目指し、最適なオペレーションを追求することで、より高い品質と効率を実現し、持続可能な物流ネットワークの構築に貢献してまいります。将来的には、業務の標準化と効率化を実践し物流業界全体の発展に寄与することを目指しています。

三井倉庫ロジスティクス株式会社 代表取締役社長執行役員 石川 輝雄氏
当社は三井倉庫グループの現場で培われた物流ノウハウと、荷役の自動化や物流DX等の新たな技術を融合していくことで、持続可能で高付加価値な物流ネットワークの構築を進めております。
自動運転トラックを活用した輸送と、その運用を支える物流トータルオペレーションの確立を目指すと共に、地球温暖化や物流業界の課題への対策に取り組み、物流の未来を見据え活動してまいります。

T2 代表取締役CEO 森本成城氏
今回の実証は、2025年の事業開始および日本の大口荷主が参加するという観点において社会課題解決や日本の物流の変革に向けた大変に重要なステップです。「日本の物流を共に支える」という大義に共感頂き、素晴らしいパートナーと共に自動運転技術を活用した未来の物流に向けたチャレンジができること大変嬉しく思います。今後、パナソニックグループ、三井倉庫ロジスティクスと共に自動運転トラックでの幹線輸送実現に向けた協議会の推進をも目指しておりますが、本取組みを加速化させるべく、自動運転トラック幹線輸送に関わる幅広い業界の方々からの御賛同・御参画を切に願っております。

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