アグリハック in Ueyama 〜農業×モビリティ×ITで上山をHackする〜 一般財団法人トヨタ・モビリティ基金
2017/11/10(金)
上山集楽みんなのモビリティプロジェクトとは
一般財団法人トヨタ・モビリティ基金は、岡山県美作市上山地区における「中山間地域の生活・経済活性化のための多様なモビリティ導入プロジェクト」(通称 : 上山集楽(しゅうらく)みんなのモビリティプロジェクト)」への助成を2016年1月から4年間にわたり行っています。このプロジェクトでは、経済的持続性を確保した中山間地域の移動の仕組の構築、中山間地に適した超小型モビリティの導入・改良を目標に掲げ、移動の自由を改善することで、中山間地域の集落を活性化し、住民の方々の豊かな暮らし、地方創生の実現に向けて取り組んでいます。[LIGARE vol.30 (2016.11.30発行) より記事を再構成]
中山間地域の課題解決に向けて
上山集楽みんなのモビリティプロジェクト事業の一環として、10月7日から8日の2日間、岡山県美作市上山地区で「アグリハック in Ueyama ~農業×モビリティ× ITで上山をHackする~」が開催されました。今回のハッカソンの趣旨は、「岡山県美作市の上山地区の棚田において、モビリティをはじめICTやIoT技術を活用し、農作業従事者の肉体的、経済的負担を軽減するとともに、作業の効率化を促し、中山間地域での移動システムの構築、持続可能な農業のあり方を関連企業や専門家とともに考え、棚田の抱える課題の解決に向けた方法を提案する」というものでした。
参加者33名が6チームに分かれ、上山地区の方々から提示された棚田の抱える課題3つ:(1)水路・水門の管理 (2)草刈りの作業負担 (3)イノシシ・シカの獣害のなかから、各チーム1つの課題を選択し、解決策の提案を行いました。
今回はハッカソンということで、はじめに現地フィールドワークでインプットを行い、グループごとに本質的に解決すべきことは何なのか、どのような提案を行うかを話し合い、部材やAPIを用いて試作品を実際に作り、最終発表でプレゼンテーションと実機を用いたデモを行いました。
会場外では、トヨタ社の超小型モビリティのコムスをはじめ、株式会社筑水キャニコム(草刈機MASAO、男働盛清、ピンクレディポピー)、太洋産業貿易株式会社、株式会社ホープフィールド(E-cat Kit)の車両が展示され、試乗が行われました。
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