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愛知製鋼、EV向け部品等を生産する岐阜工場に太陽光発電設備導入

2023/5/15(月)

愛知製鋼株式会社(以下、愛知製鋼)は5月11日、HEVやBEV向けのパワーカードリードフレームなどを生産する岐阜工場に太陽光発電設備を導入した。太陽光発電による再エネ電力は、CO2削減量にして約400トン/年相当※1になる。
※1 発電事業者が需要家の敷地内に発電設備を設置し、電気を提供する「オンサイトPPA」により、同社岐阜工場屋上に設置された太陽光発電設備から電力を調達
同社は、地道な省エネ活動に加え、「FIT 非化石証書※2購入」「カーボンニュートラル(以下、CN)な都市ガス導入」により、7つの工場のうち、岐阜工場を含む5工場でCNを実現した。さらに、同社は、これらの取り組みにくわえて、再エネ電力導入の選択肢の拡大を目指している。岐阜工場の太陽光発電設備導入はそのステップの一つだという。

※2 FIT制度(太陽光・風力・水力・地熱・バイオマスなどの再生可能エネルギーで発電した電気を、一定価格で一定期間買い取ることを約束する制度)を通じて買い取られたFIT電気の非化石価値を証書にしたもの
また、同社は、2023年度中に、関工場などへの太陽光発電設備導入にくわえ、刈谷工場で水素燃焼技術の実証実験を開始することも計画しているとのことだ。3月には、CO2排出量の多い知多、鍛造工場についても、2030年度までにCO2排出を50%削減(2013年度比)するための具体的なロードマップを策定した。合わせて、2030年度におけるCO2削減目標を引き上げている。

なお、同社は、今後も省エネ技術のレベルアップや再エネ活用にくわえ、工程省略、バイオ加炭材活用、フォークリフトの電動化や水素技術の全域展開、革新電気炉への更新など、CO2削減技術を導入していく予定だ。そして、CNの早期実現を見据え、地球環境に貢献していくと述べている。

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