あいおいニッセイ同和損保、自動運転車両のODD設計支援を開始
2025/1/10(金)
あいおいニッセイ同和損害保険株式会社(以下、あいおいニッセイ同和損保)は2024年12月25日、同社が保有するテレマティクス自動車保険のデータ・ノウハウを活用した自動運転車両の走行ルート設定や自動運転データの分析など、自動運転車両のODD※設計支援を2025年1月以降に開始すると発表した。
自動運転車両の走行ルート設定では、同社がテレマティクス自動車保険の提供を通じて蓄積した自動車走行データ(急減速、急加速、急ハンドル、走行量、平均速度)を移動サービスで使用する自動運転車両の走行ルート設定に活用する。
一方、テレマティクス車載器を用いた自動運転データの分析では、移動サービスの提供で使用する自動運転車両に同社のテレマティクス車載器を搭載し、自動運転車両の走行データを取得・分析することで、自動運転車両の走行傾向を把握し、高度なODD設計の支援を目指す。また、収集した自動運転車両の走行データを同社が開発した「走行ルートリスク評価ツール」の精度向上にも活用していくという。
なお、同社は、第一弾として、東京臨海副都心エリア(有明・台場・青海地区)の公道で、自動運転の実装を目指す事業者等が提供する自動運転移動サービスの中でODD設計支援を実施し、全国の自動運転サービス運営事業者へ展開していくと述べている。
※ Operational Design Domain(運行設計領域)の略で、設計上、各自動運転システムが作動する前提となる走行環境条件(プレスリリースより)
(出典:あいおいニッセイ同和損保 Webサイトより)