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自動運転開発拠点も検討 アイサン、長崎DXラボ開設 産学官連携も期待

2025/8/8(金)

開所式の様子

アイサンテクノロジーは8月4日、今後のDX推進の新たな拠点として、長崎市に「長崎DXラボ」開設を発表した。

同社は、「長崎DXラボ」において、まずは社内システム運用の第2拠点として立ち上げ、その後、自社開発のソフトウェア開発拠点や自動運転関連拠点、長崎県における営業拠点とすることについても検討していくという。

また、同社は、長崎県、長崎市、取引先関係者、さらに長崎県内の大学関係者を招待し、8月1日に開所式を開催し、「長崎DXラボ」開設の経緯や今後の取り組みについて説明。さらに、2029年度までの5年間で13名の雇用創出を予定しており、地元長崎における人財獲得に向けても取り組みを進めていくという。

▼関係者のコメント
■アイサンテクノロジー社長 加藤淳氏のコメント
長崎DXラボを開設させていただくにあたり、長崎県・長崎市・長崎県産業振興財団の皆様方に多大なるご協力を賜りましたこと、厚く御礼申し上げます。私どもは本社を名古屋に構えておりまして、東海・南海トラフ地震などのリスクを抱えながら商売をさせていただいております。その観点からBCPの対策を踏まえ、長崎にDXラボという形でオープンさせていただく運びになりました。今後、DXラボを中心として採用活動等に力を入れ、優秀な人財の方々を採用させていただき、新しいアイサンテクノロジーの商売の花を開かせていきたいと考えております。長崎は、今から遡ること160年前、1865年に坂本龍馬がこの地で亀山社中を作って、今一度日本を洗濯する、と新しい時代の幕開けに向けて頑張った記念すべき地です。そして本日8月1日はアイサンテクノロジー創立記念日になっておりまして、ちょうど56年目を迎えることができました。それを踏まえ、新しい時代に向けて一生懸命取り組んでまいりたいと考えております。

■長崎県産業労働部 企業振興課 企画監 小宮総一氏のコメント(一部抜粋)
本日はアイサンテクノロジー長崎DXラボの開所式を迎えられましたこと、誠におめでとうございます。個人的にもこの日を迎えられたことに感慨深いものがございます。実は長崎県の産業振興財団において2015年から5年間営業活動をしておりまして、アイサンテクノロジー様をご訪問したのが2016年1月27日でございまして、長崎を紹介させてもらいました。その時に、名古屋にしか開発拠点がないので九州に開発拠点を作る場合、長崎というのも面白いですね、という言葉をいただいておりました。それが現実になるんだなと、感動しております。また、当時売上をお聞きした時に約30億でした。現在62億とお伺いしておりますけれども、ここ数年で倍に売上を伸ばしている企業様ということもございまして、今後2027年3月期に80億を目指されるとお聞きしていますので、それに至っては長崎としてどうやって貢献できるかというところも考えていかないといけないと思っております。幸い、長崎県は、県・市・長崎県産業振興財団が連携してサポートできる体制でございますし、長崎大学様や長崎県立大学様とも連携を取れる体制をとっておりますので、御社のご発展に長崎も一緒に取り組めたらと思っております。どうぞよろしくお願いいたします。

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