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アマゾン、AIなどを活用した3密回避技術を開発 日本の物流拠点に配備

2021/2/26(金)

アマゾンは、人工知能(AI)を使ってリアルタイムで人と人との距離が確保できているかを表示する「ディスタンス・アシスタント」の技術を、日本の物流拠点・フルフィルメントセンター(以下、FC)と配送拠点、デリバリーステーション(以下、DS) に導入した。
今回の技術は、AI、拡張現実(AR)、機械学習を活用し、カメラに映る個人の動きを追跡し、周囲の人との物理的な距離を測定するというもの。既に米国、インド、ヨーロッパのアマゾンの施設で導入済みだ。

アマゾンは、FCとDSの人が集まりやすいエリアに今回の技術を設置しているという。カメラの前を人が通るとモニターにはライブ映像が表示され、他の人が2メートル以内にいるかどうかをモニターの画面に表示されるインジケーター(円)で知らせる。相手から2メートル以上離れている場合は緑の円、2メートル以内の場合は黄色の円、さらに距離が近い場合は赤の円で表示される。施設で働くスタッフに、周囲の人と適切な距離を保つよう注意を促す仕組みだ。なおアマゾンは今回の技術を一般公開しており、規模の大小にかかわらず個人や企業は無料でソフトウェアをダウンロードできる。

■アマゾンジャパンのFC事業部 統括本部長の島谷恒平氏のコメント 「当社は常にスタッフの安全を最優先事項とし、たくさんの安全対策を取り入れてきました。このグローバルなイノベーションを日本で導入できることを嬉しく思います。ソーシャルディスタンスを保つことは行動習慣であり、『ディスタンス・アシスタント』はソーシャルディスタンスの確保の改善、また安全慣行を強化してくれるでしょう。Amazonで働くスタッフがよりたくさんのお客様に笑顔をお届けするため、今後もスタッフの健康を守る取り組みに尽力してまいります。」
(出典:アマゾン Webサイトより)

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