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アマゾン、置き配システム導入を開始 オートロックのマンションにも対応

2021/3/2(火)

アマゾンは25日、玄関等への置き配が可能になるシステム「Key for Business」の導入を開始すると発表した。
アマゾンは、30都道府県で「玄関等への置き配指定サービス」を標準の配送オプションとして用意している。だが注文者が不在の場合、オートロック付きのマンションでは配送ドライバーはマンションに立ち入ることができず、玄関等への置き配ができなかった。このほかにも宅配ボックスが満杯のために受け取れない、商品を宅配ボックスから部屋まで運ばなければならない、といった不便さがあったという。

「Key for Business」は、アマゾンから委託を受けた配送業者や配送ドライバーが専用の配送アプリでマンションのオートロックを解除できる仕組みだ。専用のデバイスをエントランスのドア、またはオートロックの装置と接続し、専用の配送アプリからオートロックを解除する。配送ドライバーが玄関に荷物を届けるとロック解除の期限が切れ、それ以降は同じ日でもマンションに入館できなくなる。

これにより、オートロック付きマンションでも玄関等までの置き配が可能となり、在宅勤務中など在宅していても手が離せないときをはじめ、インターホンや玄関での応対が不要となる。アメリカなどでは先行して導入している。

アマゾンは大東建託パートナーズ、および綜合警備保障株式会社(ALSOK)をはじめとする企業と協力して導入を進め、順次、パートナー企業を拡大しながら「Key for Business」を全国展開するという。今回のサービス開始時には、200棟のマンションへの導入を予定している。なおアマゾンは、再配達の減少による配送ドライバーの負担軽減や、二酸化炭素等の排出削減による環境負荷の軽減にも役立つと今回のサービスに期待を寄せている。

(出典:アマゾン Webサイトより)

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