アプトポッド・マクニカ業務提携 ハイブリッドAI/IoT環境実現へ
2021/4/8(木)
株式会社アプトポッド(以下、アプトポッド)は5日、株式会社マクニカ(以下、マクニカ)と資本業務提携を合意したと発表した。また、マクニカのコーポレートベンチャーキャピタル(CVC)であるマクニカ・インベストメント・パートナーズを引受先とする第三者割当を実施する。
自動車分野においてはコネクテッドカー/自動運転社会を目指したMaaS関連の開発が、また、建設、農業などさまざまな分野においても自動化を伴うDX化が急速に進められており、自動検知に代表されるAIによる自動化への期待と需要が急激に高まっている。今回の提携では、こうした課題に向けて、マクニカの提供する「MMDP(MACNICA Mobility Data Platform)」にアプトポッドの提供する高速IoT基盤「intdash(イントダッシュ)」、およびエッジコンピューティング環境「EDGEPLANT(エッジプラント)」を組み合わせる。これにより、モビリティから取得するセンサーや動画像情報などの膨大なデータと目的別のAIを活用したエッジ・クラウドのハイブリッドデータプラットフォームの構築・提供を目指すという。
MMDPの特長は、「リアルタイム性とデータの完全性を両立した高速データパイプライン」、「高精度、高鮮度データ収集からAIモデル開発までのワンストップサービス」「エッジ、クラウドでのハイブリッドなAI実行環境」だ。ユースケースとしては、自動運転車両やコネクテッドシステム開発を行う自動車メーカー向けに制御や動画像といった車両データによる自動車関連ソフトウェアの開発、電気・ガス・水道等インフラ事業者向けに障害物や工事情報などの道路環境の把握、建設・ゼネコン向けに老朽化する交通インフラの状態把握などを想定している。
なお両社は、今後、AI/IoT技術を活用し5G時代のDXの実現と社会課題を解決するデータプラットフォームの提供における協業を行うと述べている。