【日本初】アサヒグループら4社、FC大型トラック走行実証開始
2023/5/22(月)
アサヒグループジャパン株式会社(以下、アサヒグループ)ら4社は、サステナブルな物流の実現に向け、2023年5月からFC大型トラックの走行実証を開始する。FC大型トラックの走行は、日本初だ。
近年、温室効果ガス排出量の削減など、サステナブルな物流の必要性が高まっている。国内商用車全体の温室効果ガス排出量では、全体の約7割※1が大型トラックによるものだ。特に、幹線輸送に使われる大型トラックには、十分な航続距離と積載量、短時間での燃料供給が求められる。そのため、エネルギー密度の高い水素を燃料とする燃料電池システムが有効であるといわれている。※1 日野自動車株式会社(以下、日野自動車)調べ(2023年3月末現在)
同実証では、アサヒグループ、西濃運輸株式会社、NEXT Logistics Japan株式会社、ヤマト運輸株式会社の4社で実施する。使用する車両は、トヨタ自動車株式会社と日野自動車が共同で開発したFC大型トラックだ。各社の実際の輸送業務に使用することで、水素燃料活用の可能性と実用性の検証を行う。主な検証内容は、「実稼働におけるドライバーにとっての使い勝手」、「水素ステーションでの充填時間を含む運行管理」などだ。ほかにも、車両開発方面の検証として、「燃料電池システムおよび電動システム全般の作動検証」、「環境や走り方の違いによる水素消費変化の把握と水素ステーションでの給水素情報の取得」、「ドライバビリティ(車両の運転操作性)や使い勝手全般に関する情報の取得」も実施する予定だ。
(出典:アサヒグループ Webサイトより)