ブラックベリーのテクノロジー、Motionalの無人運転プラットフォームに採用
2021/2/12(金)
ブラックベリー(BlackBerry)は9日、同社のQNX Black Channel Communications Technologyが、Motionalの次世代無人運転車両に採用されると発表した。
Motionalは、自動運転技術の開発を目的とするAptivと現代自動車の合弁企業だ。QNX Black Channel Communications Technologyはすでに、次世代の自動車技術の開発目的で、一部の自動車メーカーやTier1サプライヤーでの活用が進んでいるが、無人運転システムに採用されたのは今回が初の事例となる。QNX Black Channel Communications Technologyの特徴は安全なデータ通信だ。組み込みシステム内でデータ通信を行うことで、多数のノードの機能安全を確保できる。交換するデータを安全にカプセル化し、組み込みシステムの機能的な安全を検証する。これにより、ソフトウェアの系統的な故障、ハードウェアの偶発的な故障、一時的な障害からデータ通信を保護し、システムパフォーマンスへの影響を最小限に抑え、故障に伴う損害を自動的に回避する。
■BlackBerry Technology Solutionsのシニア・バイスプレジデント兼共同責任者であるJohn Wall氏のコメント 「安全な自動運転車の開発をリードするMotionalに、ブラックベリーのテクノロジーを提供できたことを、とても光栄に思います。QNX Black Channel Communications Technologyは、無人自動運転が急速に進化する時代において、安全第一のシステムを提供するMotionalのミッションを後押しします。」
■Motionalのインフラストラクチャ・ソフトウェア担当バイスプレジデントJunsung Kim氏のコメント 「自動車の安全性は、常にMotionalの最優先事項です。次世代車両の開発にブラックベリーのQNX Black Channel Communications Technologyを活用することで、Motionalの非常に優れた安全性を確保するという価値基準を継承できることに、大きな期待を寄せています。」