【日本初】Carstayら、EVキャンピングカーを開発・販売へ
2023/8/14(月)
Carstay株式会社(以下、Carstay)は8月9日、HW ELECTRO株式会社(以下、HW ELECTRO)とEVキャンピングカー「moonn(ムーン).」ブランドの「T-01(タイプ ワン)」を共同開発し、先行予約開始を発表した。EVキャンピングカーの販売は日本初※だ。
※ 2023年8月4日時点 Carstay調べ
「T-01」は、HW ELECTROが生産する100%電力で走行し二酸化炭素排出量がゼロの中型EVバン「ELEMO-L(エレモ エル)」をベース車両としている。そこに、Carstayが荷室スペースに大型家電やベッドなどを設置した“リビング”を架装、走行用のメインバッテリーにくわえ、ソーラーパネルや外部電源から給電できるサブバッテリーなどを搭載した。販売価格は1150万円~(税込)の予定で、今後1年間で20台の販売を目指すという。また、同車両には、43.5kWhの走行用メインバッテリー以外に、車両の天井部分「ルーフ」に370Wの大型ソーラーパネルから充電可能な200Aのサブバッテリーを設置した。これにより、電子レンジ、冷蔵庫、エアコン、IH調理器などが使用できる。さらに、100Vの家庭用電源を装備しているため、電化製品の利用と充電が可能だ。走行用バッテリーは普通充電で約8時間で満充電に、サブバッテリーは外部電源で約7時間で満充電にすることができる。
くわえて、「moonn.」は、Carstayの製造拠点「Mobi Lab(モビラボ).」でのキャンピングカー・ブランド「SAny(サニー).」に続くものだ。Carstayは、キャンピングカーのカーシェアと車中泊スポットのスペース・シェアサービスとともに、キャンピングカーの製造と販売にも主力事業として注力するという。
ほかにも、「T-01」の空間設計では、Carstayのビジネスパートナーである、SKY Bridge合同会社も携わっているとのことだ。なお、CarstayとHW ELECTROは、今後も「T-01」を皮切りに、EV業界で環境に配慮したキャンピングカーの共同開発を進めると述べている。