ニュース

カーステイ、”住める駐車場”のサービス開始 長期滞在を可能に

2021/1/18(月)

バンライフ・ステーションの「田舎バックパッカーハウス」

バンライフ・ステーションの「田舎バックパッカーハウス」(石川県穴水町川尻)

キャンピングカーを含む車中泊仕様の車と車中泊スポットのシェアサービスなど「バンライフ」のプラットフォーム事業を展開するCarstay株式会社(以下、カーステイ)は、家屋内の快適かつ基本的な生活基盤を利用しながら長期滞在が可能な車中泊スポット“住める駐車場”として、「バンライフ・ステーション」の提供を開始した。
※バン車両などのクルマの中で生活を行うことで、誰もが好きな場所で好きな人と暮らすことができるライフスタイル

「バンライフ・ステーション」とは、バンを拠点に仕事と旅を両立しながら長期間生活するバンライファーが、快適に長期滞在できる車中泊スポット・駐車場のことで、不動産(固定された家)と可動産(車中泊仕様の車であり動く家)の融合拠点だ。

バンライファーは、車を自身の部屋として駐車し、同じ敷地内または近隣の家屋のキッチンやダイニング、シャワー、洗面所、電気設備、ごみ処理、郵送物の受け入れなど、普段生活する上で最低限必要となるスペースや設備を利活用できる。ステーションによっては、リビング、ワークスペースとしても利用可能だ。

sub1.

バンライフ・ステーションの利用イメージ

テレワーク/ワーケーションの拠点としても利用可能で、プライベート空間や寝床はバンを利用する。



これまで、「Carstayステーション」や「道の駅」など、短期間あるいは一時的な車中泊・仮眠やアウトドアを楽しむ施設はあったが、長期間自宅のように駐車しつつ車中泊生活を送れるバンライファー向けの施設は国内にはなかったという。

また、カーステイは、車のEV・自動運転化や「動くホテル/オフィス/家」など、車が「可動産」となる未来が近づき、車内や車体を改装することで用途が変化する「動くX」へと進化し、車と人々の暮らしが密接になると考えている。また、同社の発表によると、既存の自動車を応用して、キャンピングカー、トラックの荷台に住居のようなくつろぎ空間を載せて旅や仕事をするバンライファー数は現在国内で数百人~数千人規模に及ぶと推定している。

このような背景から、現代のテクノロジーと日本の豊かな生活インフラを活かした、バンライファー向けの生活拠点「バンライフ・ステーション」の全国的な整備へと至った。地震・洪水など災害時でも役立つ施設、東京に集中した人口を分散する一つの鍵となる基盤施設になるとも見込む。1月15日時点で、「バンライフ・ステーション」には計13カ所が登録済みだ。

「バンライフ・ステーション」の滞在にあたっては、名前、連絡先、滞在希望先などの必要事項を記入して応募する必要がある。運営ホストに問い合わせ後、対面やビデオ会議面談を行い、入居することが可能だ。利用期間は2週間からで、料金は1車両・約1万円+実費(人数に応じて料金変更)からとなっている。(利用期間の上限、料金は運営者によって異なる)

さらに、カーステイは今回のサービス開始に合わせて「バンライフ・ステーション」の運営ホスト希望者の募集も開始した。希望者は、車中泊スポット「Carstayステーション」として駐車場や空き地を登録後、24時間利用可能なトイレやキッチンなど生活する上で最低限必要となるスペースや設備を満たしていることを確認し、カーステイのホームページの問い合わせフォームなどから応募が可能。「バンライフ・ステーション」のプラットフォーム仲介手数料は20%。
問い合わせURL:https://carstay.jp/ja/contact

また、カーステイはシェアハウス運営を行う株式会社リバ邸と連携し、車中泊スポット「Carstayステーション」と、住める駐車場「バンライフ・ステーション」の全国的な拡大を図る方針だ。

get_the_ID : 71980
has_post_thumbnail(get_the_ID()) : 1

ログイン

ページ上部へ戻る