千葉市、自動運転実装に向けたデジタルツイン活用の安全性検証実施
2025/6/6(金)
千葉市は6月3日、デジタルツインを活用し、現実世界では実証実験の難しいさまざまな走行条件や走行環境によるシミュレーションを実施。その検証結果を踏まえた現実世界での走行実証も併せて実施することで、より精度の高い安全性の検証実施を発表した。
今回の実証では、幕張新都心の一部を再現し、シミュレーション実施に際し、過去の事故データや実交通流データ、千葉県警察からのヒアリング結果をもとに、検証効果の高いシナリオを複数選定した。自動運転の安全性検証等においてデジタルツインを活用する取り組みは、自治体として全国で初めての試みだ。
また、同市は、今回の実証により、これまで現実世界では実証実験が困難であった人の飛び出しや夜間など、さまざまな走行環境での自動運転車の認識および制御の知見を得ることができたという。なお、同市が構築したデジタルツイン環境は、有料で利用可能とのことだ。
デジタルツインによる自動運転安全性検証実施動画
- 再現した海浜幕張駅
- 再現した国際大通り
-
路駐車間からの
歩行者飛び出しの再現
- 視界不良環境(濃霧)の再現
(出典:千葉市 Webサイトより)