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社会実装に向けた自動運転移動サービスの課題を考える【名古屋大学COI 連続ウェビナー・レポート】

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2021/3/1(月)

高蔵寺NT実証実験(路駐車両回避)

高蔵寺NT実証実験(路駐車両回避)
写真提供:名古屋大学COI

名古屋大学COIは、昨年12月に「名古屋大学COI連続ウェビナー 人がつながる“移動”イノベーション」シリーズの3回目となる「自動運転移動サービスの社会実装に向けた課題」を開催した。自動運転の法制度化に向けた現状の課題、BOLDLYによる地域実装の事例紹介が行われた。
※名古屋大学COI: 文部科学省と国立研究開発法人科学技術振興機構の「革新的イノベーション創出プログラム(COI STREAM)」の採択を受け、産業界・大学・自治体と連携して研究開発を推進しているプログラム
名古屋大学COIは、“高齢者が元気になるモビリティ社会の実現”に向けて「ゆっくり自動運転®」などの研究に取り組んでいる。「ゆっくり自動運転®」は、交通不便地域に導入することを想定し、時速20キロ以下で運行するオンデマンド型の超小型モビリティやバスを活用する。主に高齢者が、自宅から少し距離のあるバス停、病院、コンビニなどのラストワンマイルでの利用を目的としている。

名古屋大学COI「ゆっくり自動運転コンセプト®」

名古屋大学COI「ゆっくり自動運転コンセプト®」
資料提供:名古屋大学COI


この連続ウェビナーは、名古屋大学COIによる研究成果の発表のほか、成果の製品化やサービス化などに取り組むなかで見えてきた現場での課題を、産学官民のそれぞれの立場で考え、今後の方向性などを語り合う場として、定期的に開催している。

■自動運転移動サービスの社会実装に向けた課題

まず、名古屋大学 COIゆっくり自動運転グループ 運転知能構築ユニットリーダーの赤木康宏氏(東海国立大学機構 名古屋大学 未来社会創造機構 特任准教授)と名古屋大学COI イノベーション受容グループ 法制度整備ユニットリーダーの中川由賀氏(東海国立大学機構 名古屋大学 未来社会創造機構 客員教授、中京大学 法学部 教授、弁護士)による「自動運転移動サービスの社会実装に向けた課題」と題した講演が行われた。

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