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包括的コネクティビティにより未来のモビリティを 〜コンチネンタルのコネクティビティ戦略

2017/11/1(水)

コンチネンタル・オートモーティブ・ジャパンは、IC事業部(インフォテインメント&コネクティビティ)の事業戦略説明会を開催し、コネクテッドカーを実現するための通信接続についてコンチネンタルの取り組みを発表した。エグゼクティブ・バイス・プレジデントのヨハン・ヒーブル氏、プロダクト・マネジメント・セールス バイスプレジデントのラース・シュルタイス氏、テレマティクスシステムズ・エンジニアリング・マネジャーのロバート・ジィ氏の各氏が登場し、説明を行った。

[LIGARE vol.34 (2017.7.31発行) より記事を再構成]


包括的コネクティビティが支える未来のモビリティ

「世界では一日9億時間、人々がインターネットの接続に使っている」とヒーブル氏は冒頭で述べた。もはやインターネットが当たり前の時代ではあるが、人々がインターネットを利用する時間は増大し続け、最近ではIoTというキーワードも飛び出すように、インターネットにつながるモノが増えることで、より人と緊密なものになっていくだろう。そして、その波がクルマの業界へと広がっている。コンチネンタルは将来のモビリティに対して取り組む技術分野として、事故を減らす自動運転、クリーンパワーを実現する電動化を挙げており、その両方をサポートする分野としてコネクティビティが重要だと述べている。

 

 

自動車のコネクティビティは、クルマ同士が通信でつながることはもちろん、クルマとドライバー、乗員、クルマの中のデバイス、歩行者、さらにはインフラとつながっていくことが必要になる。このようなコネクテッドカーを実現するために、コンチネンタルは包括的コネクティビティを提案している。これは、HMI(ヒューマン・マシン・インターフェース)やソフトウェア,E/E(電気電子)アーキテクチャ、インフラ、クラウドなどを接続することで、クルマの中でつながるソリューションを実現していくというものだ。

 

テレマティクス分野での取り組み

このようなテレマティクス分野で、コンチネンタルは20年以上前から製品を開発している。初期はe-callなどの緊急通報から始まり、近年では遠隔診断サービスなど、セルラーを使ったサービスを開始しており、2016年には4GLTEを車両に導入している。これまでに3000万ユニットもの製品を出荷していると言う。そして、コネクテッドカーを実現するために必要になるのが図1だ。

 

図1



 

この中でも今後重要になるものの1つがセキュリティである。セルラー、Wi-fiなど通信手段が多様化することで攻撃のリスクも増える。まずチップや半導体などハードウェアのレベルで堅牢化し、PCなどで培われた暗号化の技術を活用し防御すると共にソフトウェアの一部を隔離することで、クルマの操作を担う重要な部分への影響をなくすことが重要になる。最後にモニタリング監視を行い、万が一攻撃が起こった場合にそれを検知するという4層のセキュリティ対策が必要になる。

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