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コンチネンタル、政府主導の自動運転安全性評価実証に参画 センサー技術で貢献

2025/7/29(火)

コンチネンタル・オートノモス・モビリティ・ジャパンは、経済産業省が実施する2025年度「自動運転の実用化・普及展開及び標準化・規格化に係る高速道FOT」の実証実験に参画する。同社が強みとするセンサー技術を活かし、「シミュレーションを活用した自動運転の安全性評価手法の構築」に貢献することで、自動運転の社会実装と国際標準化を後押しする。

今回の実証実験は、経済産業省が推進する「デジタルライフライン全国総合整備計画」の一環として、自動運転の安全性評価手法を構築することを目的としている。コンチネンタルは、この官民連携プロジェクトにおいて、安全評価シナリオの設計や分析で重要な役割を担う。

同社は、Lidar、Radar、Cameraといった各種センサーとAIによるセンシング制御技術に深い専門知識を持つ。実証ではこれらの技術を活用し、予測が困難なエッジケースへの対応力を高めることで「人間を超える認知性能」の実現を目指す。これにより、実環境との一致性や再現性の高いシミュレーション環境を構築し、より信頼性の高い安全性評価手法の確立に貢献する。

本実証で得られた評価手法や知見は、将来的にISOなどの国際標準規格へ適用することも視野に入れられている。コンチネンタルは、国内外のパートナー企業と連携しながら、実証の成果を日本市場だけでなく、グローバルな製品展開にも繋げていく方針だ。今回の参画を通じて、技術革新と実装支援の両面から日本のモビリティ産業の進化に貢献していく。



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