コスモ石油と岩谷産業、水素ステーション事業に向けた合同会社設立
2023/2/15(水)
コスモ石油マーケティング株式会社(以下、コスモ石油マーケティング)と岩谷産業株式会社(以下、岩谷産業)は、水素ステーション事業協業のため、2月8日付で新会社「岩谷コスモ水素ステーション合同会社」を設立した。2月14日付のプレスリリースで明かしている。
コスモエネルギーホールディングス株式会社と岩谷産業は、水素事業の協業に関して検討を行ってきた。この合同会社で建設する最初の水素ステーションは、2024年中の開所を目標としている。建設予定地は、日本自動車ターミナル株式会社が運営する京浜トラックターミナル内で営業中の同社系列 京浜トラックターミナル平和島SS(運営会社:株式会社キタセキ)への併設設置を計画しているという。さらに、同ターミナルには、小型および大型燃料電池商用車(以下、FC商用車)にも短時間で充填可能な水素ステーションを計画しており、今後増え続けるFC商用車を中心に水素供給を行う。トラックターミナル内での水素ステーション設置は国内初だ。
両社は、脱炭素社会実現に向けて、水素燃料の社会実装、また水素需要拡大を後押しする。今回の水素ステーション建設を皮切りに、今後も合同会社を通じて、FC商用車向けの需要に対応した水素ステーション建設を検討すると述べている。