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電脳交通、北海道芽室町の芽室MaaSに運行管理システムを提供

2022/1/25(火)

株式会社電脳交通(以下、電脳交通)は、デマンド実証運行「めむろコミ★タク」の実証実験に配車システムを提供し、運行管理をサポートする。1月20日付のプレスリリースで明かした。
北海道河西郡芽室町(以下、芽室町)は、公共交通空白地における住民の市街地への移動を支援するため、新たなデマンドタクシーを導入する。同事業は、芽室町地域公共交通活性化協議会とこばとハイヤー株式会社、株式会社ジェイアール東日本企画が共同で企画立案したものだ。さらに、国土交通省の令和3年度「日本版MaaS推進・支援事業」に北海道で唯一採択されている。

芽室町では、住民の高齢化が進んでおり、市街地までの移動手段の確保という課題を抱えている。芽室MaaSでは、幅広い世代が利用することを見越して、Webサービスと電話によるデマンドタクシーの予約窓口を設置し、多くの人が利用しやすい移動手段を提供する。

今回の取り組みでは、NPO法人・上美生と地元のタクシー事業者のこばとハイヤー株式会社が、デマンドタクシー「めむろコミ★タク」を運行する。場所は芽室町市街地と上美生地区だ。電脳交通は、芽室町地域公共交通活性化協議会より委託を受け、自社開発したクラウド型タクシー配車システム「電脳交通」の特性を活用し、配車システムを提供する。タクシーの予約受付業務は、札幌のTKコミュニケーションズのコールセンターが、電脳交通のシステムを使用して行う予定だ。

なお、電脳交通は今後、買い物代行やキャッシュレスサービスとも連携し、公共交通空白地域と言われる地方においても安全で暮らしやすい地域づくりの実現を目指す。芽室町のような公共交通空白地域は日本各地で拡大している。同社は、同実証実験について、今後の日本が抱える課題解決のための一つのテストケースだと述べている。

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