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東急、nexus構想始動 多摩田園都市エリアに新たなまちづくりを推進

2022/1/24(月)

東急株式会社(以下、東急)は、東京都多摩田園都市エリア(以下、多摩田園都市エリア)において、生活者起点で取り組む新たなまちづくり「nexus(ネクサス)構想」を始動する。1月19日付のプレスリリースで明かした。

「nexus」とは、つながり・連鎖を意味しており、多摩田園都市エリアで、郊外における生活者起点での自由で豊かな暮らしの実現を目標に掲げている。そして、住む・学ぶ・働く・遊ぶといった生活が自然や農と融合した「歩きたくなるまち(Walkable Neighborhood)」を目指す。

東急グループの源流となる田園都市株式会社は、1918年に創立した。同社は、創立以来、時代と共に地域に根差したまちづくりを行っており、近年では2012年に横浜市と「次世代郊外まちづくり」の推進に関する協定を締結した。2015年には神奈川県川崎市(以下、川崎市)と「東急沿線まちづくり」に関する包括連携協定を締結するなど、行政や地域との関係性を構築している。

昨今の世の中の変化は、人々の生活スタイルを変え、郊外滞在時間の増加や自然への期待などが高まりを見せている。同構想では、緑豊かな田園と職住近接型の都市の共存を多摩田園都市エリアで目指すべき姿と捉えている。そして、同社が築いてきた行政や地域との関係性を生かした活動を展開するという。

同構想の第一弾では、川崎市、横浜市の市境近辺にある虹ヶ丘団地、すすき野団地エリアに、nexusチャレンジパークを2022年4月に開業する。同地は、さまざまな実証実験に取り組む拠点として活用する。さらに、プランティオ株式会社が手掛けるシェアリング型のコミュニティIoT農園や地産地消マルシェなどの多目的利用が可能な空間をつくる。地域住民が日常的に自由に活用できる場としても運営する予定だ。

なお、東急は今後、多摩田園都市エリア内の複数にわたる対象地域においても、各対象地域の特徴を生かし、サステナブルテーマを定める。具体的には、「農と食」「資源循環」「エネルギー」「駅遠エリアのMaaS」などだ。そして、実証実験や事業化を進め、段階的に展開。生活者起点のサステナブルな地域ネットワークを構築することで、社会的価値を創出する「東急ならではのまちづくり」を推進すると述べている。

(出典:東急 Webサイトより)

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