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15kW出力のEV用ワイヤレス急速充電システム、ダイヘンが開発

2023/11/6(月)

EV用ワイヤレス急速充電システム
(15kW 出力)概要

株式会社ダイヘン(以下、ダイヘン)は11月1日、15kW出力の「EV用ワイヤレス急速充電システム」を国内で初めて(同社調べ)開発したと発表。ワイヤレス充電の利便性はそのままに、同社従来製品(普通充電器クラス)と比較し約5倍の充電速度を実現するという。

同システムの特長は、「停めるだけ充電」、「高出力(充電時間短縮)」、「電気料金最小化」などだ。「停めるだけ充電」については、ワイヤレス急速充電システムを設置した駐車場に停めるだけで自動的に充電を開始できる。これにより、トラックの荷積み・荷下ろしの時間やバスの乗客が乗り降りする時間も充電に活用でき、利便性が向上する。さらに、ケーブルを差す手間の軽減、充電忘れの防止にもつながる。

「高出力(充電時間短縮)」については、15kWユニット並列接続で出力を30kW、45kWに増加可能(有線の急速充電器レベルの充電能力)だ。くわえて、同社は、今後さらなるバッテリー大型化や充電時間短縮のニーズにも対応できるという。

「電気料金最小化」については、今回のシステムは、同社独自のエネルギーマネジメントシステム「Synergy Link」に対応している。これにより、車両の運用に合わせ自動的に最大使用電力を抑制・平準化(ピークカット)することにより電気料金を最小化できるという。

なお、同社は、今後もワイヤレス充電に関する実証実験等で培った経験・知見を生かし、さらなる大容量化や走行中充電への展開を図る。同時に、EV充電にかかるさまざまな課題解決に貢献する充電システムの開発を強力に推進すると述べている。

(出典:ダイヘン Webサイトより)

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