MGTSデータマーケットプレイスは、Mobivia(モビヴィア)ホールディングス傘下のモビリティ専門企業MGTS社が開設したデータ取引所だ。同取引所の目的は、現在、そして未来のパーソナルモビリティに関する全ての関係機関とオブザーバーを集約し、ユーザーが急速に変化する自動車・パーソナルモビリティ産業を理解、予測し、革新できるようにすることだ。

Mobiviaは、創業50年の車両整備を専門としている企業であり、Norauto 、Midas、独ATUなど多国籍ブランドを有している。18カ国で2000のクライアントと接点をもち、年間5000万人以上の顧客を管理している。

MGTSデータマーケットプレイスは、Dawexのデータ取引技術を活用し、自動車産業における非個人データの収集、集約、配布、取引、収益化を促進する。あらゆるマーケットの関係者がデータを管理し、セキュリティとトレーサビリティを保証する環境下で、誰とどのような目的で共有するかを決定できる。また、Dawexの事業と規制に関する専門知識により、MGTSデータマーケットプレイスは欧州および国際的な規制要件を満たしEUデータ法案にも完全に合致している。

Dawexのテクノロジーにより、MGTSは自動車・モビリティ分野の膨大なデータエコシステムの調和と活性化を実現し、関係者にユーザー体験の理解と向上、生産性と効率の向上、そしてイノベーションの促進を図ることができる。なお、ダウェックスは、MGTSによる導入について、Dawexによるテクノロジーのリーダーシップを示す一例であり、確かな事例構築の足跡を示すものだと述べている。

▼関係者のコメント
■MGTSのインターナショナル・プロダクト・リーダー、ルドヴィク・コデルッピ(Ludovic Codeluppi) 氏のコメント
「Dawexは、パワフルで効率的、かつ安全で、使いやすいデータ取引所を構築し、当社やパートナーのデータを収益化し、価値を生み出すための技術ソリューションを提供してくれました。MGTSは、Dawexの紹介により、1年足らずで我々のエコシステム以外の組織と強固な関係を構築することができました。この関係者間でのデータの流通と商業化は、新しいビジネスモデルの開発において重要な役割を果たすでしょう。」

■Dawexの共同CEO、ファブリス・トッコ(Fabrice Tocco)のコメント
「データ取引は、ビジネスの競争力と経済的主権の基本的な要素となっています。データのエコシステム内での循環と収益化を組織化することは、小売業界のすべてのプレーヤーにとって必須です。」