デンソーテン、小型モビリティや産業機器等に適応可能なVCU開発
2025/10/22(水)
デンソーテンは10月21日、小型モビリティや産業機器、ロボティクスなどさまざまな用途に適用可能な標準仕様VCU(Vehicle Control Unit)開発を発表した。
このVCUでは、デジタル入出力、アナログ入力、PWM※入出力、通信インターフェースを搭載しており、Gセンサー/ジャイロセンサー、Bluetoothをオプションで内蔵可能となっている。さらに、オープンPFとSDKを連携することにより、開発者はハンドコード開発とモデルベース開発のどちらかを、好みに合わせて選ぶことができます。
具体的な活用例としては、モビリティや農建機においては、システム・走行・ボディ(作業機)機能を統合し、複数機器を協調制御することができる。無人搬送車(AGV/AMR)においては、走行を支える頭脳として、センサー、通信情報により、高精度な移動を制御可能だ。くわえて、ロボティクスにおいては、多軸ロボットアームに搭載し、PWM制御による精密なアーム駆動を制御できるという。
なお、同社は、ネクスティ エレクトロニクスとの連携を通じて、モビリティや産業機器分野を中心に、幅広い利用者への展開を目指すと述べている。
※ Pulse Width Modulation:電圧制御に用いる信号方式。精密な出力制御が可能(プレスリリースより)
(出典:デンソーテン Webサイトより)