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デンソーウェーブ、rMQRコード開発 情報等の効率的な管理・運用が可能

2022/5/31(火)

株式会社デンソーウェーブ(以下、デンソーウェーブ)は、長方形型の新しいQRコード「rMQRコード(アール・エム・キューアールコード:長方形マイクロQRコード)」を開発した。5月25日付のプレスリリースで明かしている。

同社は1994年、QRコードを開発した。QRコードは、優れた読み取り速度とデータ容量を持ち、また、パブリックドメインであることから、世界標準となり幅広い分野で活用されている。さらに、同社は、小型のマイクロQRコードを開発するなど、社会やユーザーの課題解決のためにQRコードを進化させている。

一方、「人」と「モノ」と「情報」をつなぐIoT化が加速する現代において、製造業では、品質管理や業務効率化を促進するため、電子部品をはじめとする超小型部品の個体管理のニーズが高まっている。また、幅広い業界で伝票や帳票における情報管理の動きが進む中、余白のスペースが限られているためコードを印字できないといった課題があった。

デンソーウェーブは、利便性を向上させた新しいQRコードを活用することで、企業や行政から、多様化する個人のニーズに寄り添ったサービスが提供される社会の到来を予測しているという。rMQRコードは、幅広い業界が持つ「小さなスペースに多くの情報を格納したい」というニーズに応えるために開発したものだ。

rMQRコードは、QRコードの特性である優れた読み取り速度とデータ容量を持ちながら、細長く狭いスペースへの印字を実現するもので、製造業をはじめとした幅広い業界において、情報や資源の効率的な管理・運用に貢献する。また、rMQRコードは、国際規格(ISO)を取得しており、世界中のすべてのユーザーが自由に安心して使用できる。

また、デンソーウェーブは、工場やサプライチェーンにおける部品単位のトレーサビリティや、デザイン性が重視されるブランド品、伝票・帳票での情報管理をはじめとしたDXに関わる新たな幅広い分野に貢献するという。さらに、同社は、5月から順次、rMQRコードに対応する製品をリリースする予定だ。なお、同社は、今後も、QRコードを活用したソリューションや、新型QRコードの開発を通し、社会の人々の課題解決に貢献すると述べている。


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