「移動するホテル」茨城県に10月オープン 災害時利用も想定
2020/9/28(月)
コンテナ建築のリーディングカンパニーで、国内24カ所でホテルを運営する株式会社デベロップ(以下、デベロップ)は、災害などの有事に被災地に駆けつけ「レスキューホテル」となるコンテナホテル「HOTEL R9 The Yard 阿見」を10月下旬に茨城県阿見町にオープンする。
また、オープンに先立ち、10月2日にレスキューホテルの出動に係る災害協定をデベロップと阿見町の間で締結する予定。
レスキューホテルとは、デベロップが運営するコンテナホテルの移動性やフレキシビリティを活かし、平時にはホテルとして、災害時などには被災地へ移設して活用する同社のソリューションの名称。また、オープンに先立ち、10月2日にレスキューホテルの出動に係る災害協定をデベロップと阿見町の間で締結する予定。
「HOTEL R9 The Yard 阿見」は、平時は地域の観光拠点として、有事には阿見町内などへ出動する地域の災害対応拠点としての役割を想定している。
レスキューホテルには、車輪のついたシャーシ上にコンテナを配置したまま運営する「車両型」と、コンテナをシャーシから下ろし、地面に固定して運営する「建築型」がある。今回オープンする「HOTEL R9 The Yard 阿見」は「車両型」で運営する。
デベロップは、有事にレスキューホテルのすみやかな出動が行えるよう、平時の備えとして地方自治体との災害協定の締結を進めている。現在までに23の自治体との協定締結を完了しているほか、関東圏を中心に自治体と締結協議を進めている。