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ドコモ 時速290kmのフォーミュラカーで誤差約10cmの高精度測位を実現

2020/12/15(火)

実証で使用したフォーミュラカー(ドコモ プレスリリースより)

実証で使用したフォーミュラカー(ドコモ プレスリリースより)

株式会社NTTドコモ(以下、ドコモ)は、全日本スーパーフォーミュラ選手権で「docomo IoT高精度GNSS位置情報サービス」(以下、高精度GNSS)を活用した実証実験を実施した。最高時速290kmで走行するフォーミュラカーで、誤差約10cmの測位に成功した。
実証実験は、12月4日から6日にかけて鈴鹿サーキットで開催した「2020年全日本スーパーフォーミュラ選手権第5戦/第6戦第19回 JAF 鈴鹿グランプリ」で、レーシングチーム「DOCOMOTEAM DANDELION RACING」および、日本電信電話株式会社(NTT)と共同で実施した。

測位衛星システムGNSS※1を活用して誤差数センチメートルの位置補正情報を提供する高精度GNSSにLTE回線で接続したGNSS受信機をフォーミュラカーに搭載し、レース走行中のフォーミュラカーをリアルタイム・高精度に測位した。
※1 Global Navigation Satellite System の略で、GPS、GLONASS、Galileo、準天頂衛星(QZSS)などの衛星測位システムの総称
システム構成(ドコモ プレスリリースより)

システム構成(ドコモ プレスリリースより)


高速走行中のフォーミュラカーを利用した高精度測位実証は国内初※2となる。
※2 2020年12月14日現在、ドコモ調べ

実証実験の結果、サーキット内に設置したラップタイム計測用ビーコン通過位置と高精度GNSS測位結果の比較により、約10cmの誤差での高精度測位が可能なことを確認。また、走行時間の96%で高精度測位が可能であることも確認できた。

現在、自動運転の実用化に向けた取り組みが加速するなか、高精度測位の需要が高まっている状況だ。高速移動環境における高精度測位が可能になると、自動車や鉄道の自動運転で正確な車両位置を認識した制御が可能となる。また、線路・道路などの交通インフラを走行中に精密に点検できるようになることも期待できる。

ドコモは今回の実証実験の結果を生かし、自動車・鉄道業界を含むさまざまな環境での安定した高精度測位の実現に向けた検討を進める方針だ。

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