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ドコモ、北米Skydio社のドローンを国内で提供開始 設備点検や警備に

2020/11/16(月)

Skydio社のドローン

Skydio 2(左上)、Skydio X2(右上)、Skydio Dock(下)
ドコモ プレスリリースより

株式会社NTTドコモ(以下、ドコモ)はSkydio, Inc(以下、Skydio社)と、Skydio社の自律飛行型ドローン「Skydio 2」を、11月13日から国内で提供すると発表した。同社の自律飛行型ドローン「Skydio X2」、「Skydio Dock」についても、国内で順次提供を開始する予定だ。
「Skydio 2」は、AIによる自律飛行技術や、障害物回避技術を搭載しており、従来飛行が難しかった場所での安全な飛行が可能だ。そのため、これまで課題になっていた操作技術の習得が容易になり、産業用途でのドローンの活用が広がることが期待されている。

さらに今後投入予定の「Skydio X2」は、赤外線カメラを搭載し、より高度な飛行性能を有しているため、幅広いシーンでの活用が期待できるという。また、「Skydio Dock」は、ドローンを活用した点検・警備作業などに関するオペレーションを自動化・省人化する技術を搭載しており、運営の効率化が可能だとしている。

これらSkydio社の製品と、ドコモのドローンプラットフォーム「docomo sky」を連携させて、飛行計画の作成や撮影、取得データの管理・解析などを含めた一連の業務フローを一元管理し、ドローン活用のさらなる高度化・効率化をめざす。

「docomo sky」とSkydioのドローンとの連携イメージ

「docomo sky」とSkydioのドローンとの連携イメージ
(ドコモ プレスリリースより)


ドコモは、今年1月以降Skydio社との協業検討を行ってきたという。その中で、同社の「Skydio 2」が持つ障害物回避技術がドローン飛行の安全性に寄与すること、また、GPS情報に依存しない環境下での飛行経路の導出・巡回航行について有用性を確認。今回の国内展開に至った。

検証実績をもとに、今後は構造物やインフラ設備などの点検作業に加え、屋内の設備巡回など、幅広い利用シーンにおけるドローンの活用に向けて取り組む方針だ。

なお、ドコモは子会社のNTTドコモ・ベンチャーズを通じSkydio社へ出資している。

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