【国内初】自動宅配ロボが複数店舗からデリバリー 2月から実証開始
2021/1/29(金)
ENEOSホールディングス株式会社(以下、ENEOS)、株式会社ZMP(以下、ZMP)および株式会社エニキャリ(以下、エニキャリ)は、東京都中央区佃・月島エリアにおいて自動宅配ロボットを活用したデリバリー実証実験を、2月8日から2月26日まで実施する。
ENEOSは、昨年12月16日付けで発表したZMPとエニキャリのそれぞれと協業契約を締結し、その後3社で実証実験に向けた準備を進めてきた。佃・月島エリアにおける実証実験のパートナー企業10社、10店舗の商品を対象顧客にデリバリーを行う。飲食店やコンビニなど複数店舗の商品を自動宅配ロボットでデリバリーする取り組みは国内初となる。また、自動宅配ロボットを使用することで非接触型デリバリーの実現をめざす。今回の実証では、ENEOSとエニキャリで共同構築する受注・集荷・決済等のプラットフォームの運営と、対象となる住民からの受注、ロボットを活用した配送を実施する。また、ロボットの充電・デリバリー拠点として、東新エナジー株式会社(以下、東新エナジー)の協力のもと、同社が運営するDr.Drive月島SSに、ZMP製の自動宅配ロボット「デリロ(DeliRo)」を配備する。
実証を通じ、自動宅配ロボットを活用した独自の配送インフラ構築に向けて、ロボット自動走行に関する正確性・安全性や配送コスト、配達時間、注文フォームの簡便性などの技術的・ビジネス的課題の抽出に取り組む方針だ。
営業時間帯は2月8日から2月26日までの12時から14時半、17時から19時半となっている。なお、雨天の場合は、ロボットによるデリバリーは行わない。
配送先は東京都中央区佃のマンション3棟で、エニキャリと共同構築するプラットフォームを通じて対象となる住民からの注文を受け、宅配ロボット「デリロ」等を活用した配送を行う。
ENEOSは宅配ロボット「デリロ」の保有・保管・運用及び注文・宅配プラットフォームの運営を行い、ZMPは宅配ロボット「デリロ」システムの提供、その他ロボット運用の支援等を担当する。また、エニキャリは注文・宅配プラットフォームの構築を、東新エナジーはロボットの充電・デリバリー拠点の提供をそれぞれ担う。