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太洋産業貿易、グリーンスローモビリティ対応車を展示 第31回EVS 

2018/10/2(火)

電動小型低速自動車(グリーンスローモビリティ対応車)

電動小型低速自動車(グリーンスローモビリティ対応車)

太洋産業貿易は9月30日~10月3日にかけて開催している「第31回国際電気自動車シンポジウム・展示会 & EV技術国際会議2018」に出展し、NSビークルインダストリーが開発を行なっている電動三輪スクーター「X3Loader」と公道走行が可能な電動ゴルフカートなどを展示した。

電動3輪スクーターは主に業務用での利用が想定されている。この開発に携わったブルーテクノ株式会社の柯王徳氏は「宅配時に重い荷物を運んでも安定性がある。まず航続距離を50kmに設定し、それに見合う車体、バッテリーと逆算して開発してきた。また、配達に使用するので、コンパクトでないといけない。パワートレインユニットも独自の技術で小さくした」と話す。現在、築地や豊洲で使われているという。

X3Loader



他にも、グリーンスローモビリティに対応する電動小型低速自動車を展示した。グリーンスローモビリティは、時速20km未満で公道を走る4人乗り以上の電動モビリティ。地域での低炭素型交通の確立が目的で、マイカーから移動手段をグリーンスローモビリティへシフトすることで、高齢者の移動手段の確保や観光振興などの地域課題の解決を図る。環境省は8月に公表した「2019年度環境省重点施策集」の中で、グリーンスローモビリティの導入実証事業に関する取り組み計画を発表。ゴルフカーなどの電動小型モビリティの車両購入費補助、およびIoT技術などの先進技術を活用してグリーンスローモビリティの導入実証を通して利用方法を確立していく。

太洋産業貿易の代表取締役社長である今田圭介氏(以下、今田氏)は「ゴルフカートを街で利用するという国土交通省のプロジェクトに参加していた際に、地域で人と荷物を運ぶには2人乗りの超小型モビリティは不便だと感じた」ことから、4~6人乗りの電動ゴルフカートの開発を進めてきた。ゴルフカートは日立が製作し、太洋産業貿易で公道を走れるように改良し、車検を通過、ナンバープレートを取得した。

現在、同車両は11月まで行われる京浜急行電鉄株式会社と横浜国立大学が取り組む新しい交通システムの構築のための実証実験に使用されている。勾配の急な地形と高齢者の増加が顕著である横浜市金沢区富岡エリアで「電動小型低速車」を循環運行させることにより、地域の活性化につなげていくのが目的だ。

太洋産業貿易 代表取締役社長 今田圭介氏



将来的には、「大型タクシー、バス路線の補完、観光地での人力車などの利用を想定している。最寄りの駅からのラストワンマイル、ガソリンスタンドがないような離島など、移動が不自由なところで走らせたい。自動運転についても対応していく」(今田氏)。公共交通を補完するモビリティとして、観光用のモビリティとして、グリーンスローモビリティに熱視線が注がれている。

株式会社NSビークルインダストリー

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