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一般道も渋滞予測 ジオテクノロジーズ、AI渋滞予測モデル開発に成功

2023/4/26(水)

ジオテクノロジーズ株式会社は4月21日、一般道も対象とした高精度な「AI渋滞予測モデル」の開発を行うことに成功したと発表。
近年、道路交通渋滞の状況は深刻化しており、全国で年間に発生する渋滞損失は一人当たり年間約30時間、貨幣価値換算すると約12兆円にも上り、経済効率の低下等を引き起こす大きな原因の一つとなっている(国土交通省「効果的な渋滞対策の推進」より)。
※出典:国土交通省「効果的な渋滞対策の推進」
また、環境問題に直結するCO2排出量という点で見ても、渋滞時のCO2排出量は通常時の約2倍にも上ることがわかっており、渋滞は深刻な問題となっている。

今回のモデルは、同社が保有する“生きた”ビッグデータに最新のAI技術である深層学習を組み合わせたものだ。さらに、「一般道の渋滞予測」、「5分単位で予測」、「事故などの突発的な渋滞の変化にも追従した予測」といった特徴がある。

なお、同社は今後モデルの評価をさらに進めるとともに、高速道路入口や踏切付近の特殊区間の判定や工事・事故情報、サグ部・上り坂情報等を考慮しさらなる精度向上を図る。その上で、2023年度中の製品化を進めていく。

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