AIを活用した道路管理 ジオテクノロジーズ、盛岡市で実証開始
2023/7/10(月)
ジオテクノロジーズ株式会社(以下、ジオテクノロジーズ)は、AI技術を活用した道路管理の実証実験を盛岡市で開始した。穴ぼこや欠陥がある道路を特定し、迅速な補修を行うことで、市民の利益と安全を向上させることを目指すという。
ジオテクノロジーズは、創業当時からデジタル地図の制作に取り組んでおり、独自の道路走行調査システムや画像処理技術などを保有している。このデジタル地図制作のノウハウを生かし、走行調査システムとAI画像処理技術、高精度な道路ネットワークデータを組み合わせる。これにより、既存の方法では一年近くかかっていたところを最短一カ月ほどで穴ぼこの全域分布を正確にかつ低コストで特定することが可能となるという。また、こうしたデータを蓄積することにより、効率的な道路の維持管理を実現し、市が負担している管理コストの削減を目指す。さらに、盛岡市は、今回の実証の成果を広く市民に伝えるため、広報活動やパンフレットに写真を掲載し、進捗状況を報告していく予定だ。くわえて、同市は、同事業については内閣府に報告するという。
なお、同事業は、盛岡AI・IoTプラットフォーム事業の一環として実施するものであり、令和4年度スマートシティ関連事業(内閣府「未来技術社会実装事業」)として採択を受けている。
(出典:ジオテクノロジーズ Webサイトより)