Hacobu、「MOVO Berth」にQRコード受付機能を追加 ドライバーの待機時間削減と物流拠点の効率化へ
2025/9/4(木)
陸上物流DXを手掛ける株式会社Hacobuは、トラック予約受付サービス「MOVO Berth(ムーボ・バース)」において、QRコード受付機能を2025年9月2日から提供開始した。ドライバーが自身のスマートフォンで受付を完結できるようになり、従来のタブレット入力待ちによる混雑やストレスを軽減。物流拠点側の受付業務の効率化も支援する。
これまで「MOVO Berth」を導入している物流拠点では、ドライバーの受付方法は拠点に設置されたタブレット端末、または遠隔で手続きするオンライン受付の2種類であった。しかし、タブレット受付では入力に時間がかかり、ドライバーの待機列が発生するなど、非効率な状況が課題となっていた。
今回新たに追加されるQRコード受付機能は、物流拠点に掲示されたQRコードをドライバーが自身のスマートフォンで読み取り、受付画面で必要事項を入力するだけで手続きが完了する仕組みだ。これにより、ドライバーはタブレットの前で順番を待つ必要がなくなり、使い慣れたスマートフォンでスムーズな操作が可能となる。
この機能の追加により、「MOVO Berth」の受付手段は従来のタブレット、オンラインと合わせて3種類となり、物流拠点はそれぞれの状況に応じた柔軟な運用が可能になる。例えば、入荷や出荷が集中するピーク時の混雑緩和や、受付スペースが限られた拠点での省スペース運用、夜間のセキュリティ対策として端末を置きたくない場合など、多様なシーンで活用できる。
本機能は、9月2日18時以降、特別な申し込みや追加料金なしで全ての「MOVO Berth」導入拠点で順次利用可能。既存の導入拠点には、QRコードと専用の卓上台紙が順次配布されるほか、管理画面からもダウンロードできる。
Hacobuは今後、今回の機能を基盤として多言語対応や車両ナンバー認証など、さらなる機能拡充を予定しており、引き続き物流現場の効率化とドライバーの利便性向上を推進していくとしている。
