長谷川工業、公道での電動キックボードのシェアリング実証実験開始
2021/6/25(金)
長谷川工業株式会社(以下、長谷川工業)は6月21日、公道での電動キックボードのシェアリングサービスの実証実験を行うと発表した。大阪市内の一部で6月21日~10月31日まで実施する。
日本での電動キックボードは、現行法制上、原動機付自転車に該当する。公道での利用にはさまざまな条件があるため、安全かつ手軽に利用することが難しい状況だ。電動キックボードとしての適性速度や走行帯などさまざまな観点で、新しいルールの必要性が高まっている。今回の実証実験は、2021年4月に発令された経済産業省の新事業特例制度に基づいたものだ。長谷川工業が取り扱う電動キックボードのみ「小型特殊自動車」とみなし、公道でのシェアリングサービス方式による実証実験を行う。千葉市でも2021年4月28日~10月末日で同様の実証実験を実施している。
実証実験の目的は、電動キックボードの道路交通法および道路運送車両の保安基準等の検証だ。大阪市西区を実証実験の対象エリアの中心とし、エリア内にポートを期間内に順次設置する。最大50台のキックボードが走行予定だ。
18歳以上の小型特殊自動車免許(普通自動車免許含む)保持者を利用対象者とし、任意でヘルメットを着用する。なお、利用料金は、実証実験のトライアル料金として初乗り10分100円、以降は1分につき15円(料金は全て税込)だ。各種クレジットカードで支払うことになるという。
(出典:長谷川工業 Webサイトより)