日立の車いす等利用者向け案内業務支援サービス、相模鉄道が導入
2025/5/16(金)
相模鉄道は5月12日、日立製作所(以下、日立)の移動制約者案内業務支援サービス導入と運用開始を発表した。
同サービスの特長は、駅係員が車いすや白杖利用者などの列車乗降をサポートする業務をスマートデバイス上で完結できる点だ。ホームドアに設置したICタグとの連携によりスマートデバイスをかざすだけで、乗車位置を入力できるオプション機能も合わせて導入することで、手入力によるミスや乗車位置・降車位置・降車位置の誤りなどといったヒューマンエラーの防止を強化する。これにより、利用者のさらなる安全・安心な公共交通機関利用の実現を目指すという。
なお、相模鉄道は、同サービスの運用を進め、利用者の意見や実際に案内対応にあたる駅係員の声を収集し、日立と連携して利用者のさらなる利便性向上と安全・安心な移動環境の実現を目指す。一方、日立は今後も鉄道事業者のニーズに応えるオプション機能の追加などによる同サービスのバージョンアップを継続し、公共交通機関を利用する利用者の安全安心な移動の実現に向け、取り組みを推進していくと述べている。

移動制約者案内業務支援サービス
概念図