日立、顔認証を活用したタクチケ運用実証実施 バスチケも視野に
2025/10/3(金)
日立製作所(以下、日立)は9月29日、徳島県石井町(以下、石井町)と顔認証による本人確認を活用し、自治体が提供する移動助成券のデジタルチケット化における運用実証を、2025年10月1日から2026年2月16日まで実施しすると発表した。
同実証では、石井町が高齢者等外出支援事業として発行している紙の移動助成券のうちタクシー助成券を、顔認証技術を活用したデジタルチケットに置き換え発行する。これにより、助成券の紛失リスクを回避し手ぶらでの利用で利便性が高まることで、高齢者の外出機会創出と移動促進を支援するとともに、使用済み助成券の保管・管理の手間を省くことで、交通事業者および自治体の業務効率化を実現する。
なお、日立は、今後バス移動助成券へのサービスの横展開や近隣自治体とのサービス共同化を進めるとともに、観光・小売・などの分野と連携し、MaaSの活用による交通サービスの高度化を検討していく。また、このような取り組みを通じて地域の公共交通の利便性向上と活性化を継続的に支援し、持続可能な地域創生に貢献していくと述べている。
